年間行事

1月 1日  元旦護摩供・修正会
1月 8日  神化祭

寛文二年(1662)以来続く行事で、別名「八日祭」といい、開運厄除けの護摩供を修し、栗の木で作成した蘇民将来(消災開運)の御札を授与しています。護摩供の後で妙見尊の参道にある奉り場所に大札を奉納する儀式が参拝者により行われています。

2月15日  釈尊涅槃会
3月 彼岸  春彼岸会
4月 8日  花まつり

花祭りは、お釈迦様の誕生日で、当寺では毎年4月8日に行っております。
当日は花見堂をいろいろな花で飾り、お釈迦様に甘茶を掛け、ご詠歌を唱えてお祝いをします。

6月第2日曜日  施餓鬼会

お施餓鬼とは、「餓鬼に施す」という意味で、追善供養として三界(すべての世界)萬霊の有縁無縁の精霊と檀信徒先亡の諸精霊を供養し、併せて、自分に与えられた命を尊び感謝し、長生きを願うという意味を持ちます。
本堂内に施餓鬼壇を組み、境内に「三界萬霊」の位牌を祀り、壇の回りには五色の如来幡(青・寶勝、黄・妙色身、赤・甘露王、白・廣博身、黒・離怖畏)をかかげ、お供え物をして餓鬼に布施する行事です。

7月・8月13日  盂蘭盆会

盆供養は、今、私達がこの世に存在する事の有り難さをご先祖に報告する、という意味で、盆棚を作り、心ばかりの品物を御供えし、亡き父母やご先祖様を家族皆様で供養をする事です。お盆は、正しくは「盂蘭盆」といいます。当寺でも、以前は「棚経」といって盂蘭盆期間中に各家にお参りをさせて頂きましたが、近年は全部お宅へは回りきれません。そこで、7月盆か8月盆の13日に、檀信徒皆様に寺にお集まり頂き、合同の盂蘭盆会法要を行っております。尚、新盆のお檀家様宅には、7月盆か8月盆の14・15日にお参りさせて頂きます。

8月 7日  蛇より祭 【稲城市文化財指定】 【東京都無形民族文化財指定】

妙見尊参道の奉り場所にて、朝早く村人善人・7人が青萱を刈り、一握りの太さに束ねて天日に干し、午後になってから多数の村人により、龍頭と100メートル前後の胴を編み上げ、参道に這わせて奉納する行事で、雨乞いや厄除け、殊には病災を消滅する御利益があると言われている。寛文二年(1662)以来続いており、稲城市の文化財に指定されており、平成4年3月には都の無形民族文化財にも指定されました。

9月 彼岸  秋彼岸会
12月 冬至  星供祭

天平宝字四年(760)、伏敵祈願のために道忠禅師が勅命を奉じて尊星王の秘法を七日七夜修したところ、妙見菩薩が青竜に乗って現れたのを期に、天皇が国主に命じて一宮を建立したのが妙見尊の始まりです。
現在の星供祭は、文政五年(1882)以来、妙見山の山上にある妙見宮に於いて、諸事万端・一切総てに御利益がある星供法の大護摩供を修しています。昔から「武州百村の妙見様」と言われ、近在の地域の世話人が御札を受けに大勢集まり、鶴川街道の入口から出店が立ち並び、境内に芝居小屋も建つほど賑わった祭で、戦前までは、冬至の日の夜十二時を過ぎてからの深夜の行事であった。戦時中に灯火管制が行われた為、以後は昼間に行われています。
現在の行事は、午前中に一度、午後は二時頃から本護摩供が修法されています。